パソコンのあれこれ?!

 パソコンの管理

 データの管理

 データの管理とは、作成中のデータ・使用中のデータ・保存しているデータ・要らないデータが何処にあるかを把握することです。解りやすくするためにホルダーを分けて保存しましょう。また、OSやアプリケーションをインストールする(C)ドライブと、個人データを保管する(D)ドライブに分けて使用するのが良いと思います。通常は、作成したデータの保管場所を手動で変更しない限り「マイドキュメント」に保存します。 これらのファイルを(D)ドライブに保存する様に心がければ、突然のトラブルにも戸惑わなくて済みます。

 データの整理

 

ホルダーで分類

 データファイルを保存(名前を付けて保存)する場合、保存先を問われますが、その時に分類されたホルダーに保存することをオススメします。私は、「仕事用」「ダウンロード」「ホームページ」「ユーザー」「冠婚葬祭」「地域」のホルダーをドライブ(D)に置いています。分類に迷うときは、一先ず「マイドキュメント」でもいいでしょう。もちろん、ファイル名にわかりやすい名前をつけるのは当然です。

サブホルダーで整理

 上では大きく分類しましたが、ホルダーの中にサブホルダーを作成し、中分類するといいでしょう。私の場合、「地域」の中に「自治会」「○○組合」「××組合」として地域活動のデータが入っております。

要らないデータは削除

 年に一回くらいは、各ホルダーを開き、使わなくなったデータファイルを削除しましょう。HDDの保存容量が大きくなり、転送速度も速くなりましたが、大きなデータの転送は時間が掛かります。できるだけ減らしましょう。

データの移動

 データを移動するときは、失敗してもいいように、コピー&貼り付けで移動するのが良いでしょう。確認した後、元のデータを削除してください。

ドライブ(D)に保存する理由

 システムファイルと守るべきデータファィルがきっちり区別されるので、バックアップしやすいという利点があります。また、システムのトラブルの場合はドライブ(C)のみのリカバリですから、データは残ったままです。


≪データ管理のまとめ≫
 データの管理やバックアップをしやすくするため、整理して保存しましょう。


 バックアップ

 パソコンは、消耗品です。いつ壊れるか解りません。そんなトラブルに対処するために、必ずバックアップをして大切なデータを守りましょう。

 何をバックアップすればよいか?

個人のデータ

 あなたが作成した「Word」や「Excel」・デジカメで撮った「写真」・メールで送られた「文書」などのデータは、世界に一つしかありません。必ず、バックアップしてください。

ダウンロードしたデータ

 Webサイトからダウンロードしたデータは、ある程度の期間は再度ダウンロード出来ますが、サイトの変更などで無くなることがあります。これもバックアップしてください。

お気に入り・アドレス帳

 これらも、無くなると困るデータです。ドライブ(C)のユーザーホルダーにありますので忘れないようにバックアップしましょう。バックアップをやりやすくするために、ドライブ(D)に移動しておくとよいでしょう。「切り取り」→「貼り付け」では移動できません。
 移動の仕方は、こちら → マイドキュメントの移動

システムデータ

 システムデータのバックアップ(復元ポイントの作成やイメージバックアップ)は、トラブルがあったときには、簡単に設定を戻し、早く使える状態にできます。ですが、パソコンのレベルを上げるためにも、設定の仕方を忘れないようにするためにも、リカバリしてみましょう。(時間に余裕が有ればですが)
 ただし、あなたがインストールしたアプリケーションソフトやデバイスドライバについては、把握しておく必要があります。

 何にバックアップするのか?

HDD(内蔵)

 パソコンに内蔵されたHDDにバックアップする場合は、バックアップ用のHDDを別途追加することが大事です。(パーテーションで分割しても意味がない。)内蔵の利点はS-ATA接続で高速にバックアップができ簡単なこと。しかし、故障したパソコンからデータを取り出すには、HDDを取り外す必要があります。なお、HDDは、故障しやすい消耗品ですので、一つだけのバックアップでは心配です。

外付けHDD(USB接続)

 一般的に、外付けHDDの接続はUSB(2.0)での接続が多く、転送速度が遅いのですが、大容量で他のパソコンに簡単に使えるという利点があります。また、最近では、USB3.0の高速なものが出ましたので、新しく購入される場合は、対応させることをオススメします。これもHDDですので、一つだけのバックアップでは心配です。外付けの接続方法は、他に eSATA・IEEE1394・LAN接続があります。

SSD

 最近は、SSDが普及しはじめました。HDDと同様に使用できます。利点は、機械的な動作がないので高速で静か、そして、故障が少ないことでしょう。ただ、現在のところ価格が高いのと、書き込み回数に制限がある?ので考えて導入しましょう。

USBフラッシュメモリ

 USBフラッシュメモリは、容量は少ないが、安くて手軽に使えるという利点があります。私の場合大きなデータは無いので、8GBのUSBフラッシュメモリで足りてます。しかし、これも書き込み回数に制限があったり、突然故障しますのでご注意ください。

光学ディスク

 現在では、DVDを使うことが多いと思います。欠点としては書き込みに時間が掛かり、容量が4.7GBと少ないことです。(圧縮して保存という手もありますが?)利点は、比較的保存が効くということですが、やはり管理(傷や破損に注意)が必要です。また、ブル-レイドライブがあれば、BD(25GB/1層・50GB/2層)を使うことができます。


≪バックアップのまとめ≫
 バックアップは一つでは物足りません。二重三重のバックアップをオススメします。また、バックアップソフトもありますので、インストールするのもありでしょう。(私は、データが少ないのと、自分のパソコンを把握したいため使用しておりません。)


 メンテナンス

 ソフト的メンテナンス

 ディスクのクリーンアップ

 パソコンを長い間使っているとドライブ(C)に不要なファイルが溜まってきます。空き容量の確保のため1週間に1度くらいはディスククリーンアップを実行して不要なファイルを削除しよう。

 チェックディスク

 HDDにエラーが起こるとファイルが消失したり壊れたりすることがあり、最悪の場合OSが起動しなくなることもあります。定期的(6ヶ月に一回程度)にチェックディスクを実行しましょう。ただし、頻繁にチェックディスクを行なうとHDDの寿命を縮めることにもなるので程ほどにした方がいいでしょう。 (SSDの場合は、あまりしない方がいいらしい。)

 デフラグ(最適化)

 長期間パソコンを使っているとハードディスクの断片化が起こりパソコンの動作速度がだんだんと遅くなってきます。これを修復してHDDを最適な状態にするデフラグがあります。動作が遅くなった時や定期的(1ヶ月毎)にディスクを分析してデフラグが必要か確認しましょう。頻繁にデフラグを行なうとHDDやSSDの寿命を縮めることにもなるので、Windows 7の自動で最適化するスケジュールは無効にした方がいいでしょう。

≪ソフト的メンテナンスのおまけ≫
 上記の機能は、Windowsに付属されていますが、フリーのソフトでより簡単でスピードも速いものもあります。検討してみましょう。(C CleanerやEASEUS Partition Managerなど)

 ハード的メンテナンス

 外観のクリーニング

 パソコンの掃除の注意点は、水を使わないことです。ホコリは静電気の発生しないブラシを使用して掃除してください。汚れに関しては、専用のウエットティッシュなどで拭き取りましょう。

 内部のクリーニング

 パソコン内部の掃除は、定期的(年に1〜2回)に行なってください。薄型のパソコンや自分でできない場合は、メーカーや業者にお願いしましょう。(分解すると保証が無くなります。)
 自分でする場合の注意点は、電源コードを必ず抜いて電源を2〜3回入れ、放電させてください。必ず静電気を除去してから作業をしてください。
 まず、カバーを外しホコリをエアーダスターで吹き飛ばします。このとき、部品に近づけ過ぎないようにしましょう。また、冷却ファンを壊さないためにファンが回らないように固定しましょう。状況に応じて、綿棒などでファンやヒートシンク(放熱板)に媚びり付いたホコリを拭き取ります。開けたついでにコンデンサの膨らみや液漏れが無いかなど、内部の点検をしましょう。

≪ハード的メンテナンスのまとめ≫
 メンテナンスグッズがいろいろありますので、状況に応じて使い分けましょう。

 リカバリのやり方

 リカバリの前に準備

 バックアップをする

 以前のバックアップから今までの新しいデータや変更があったものはバックアップされていません。故障の場合でもセーフモードなどで起動できれば、データはバックアップしましょう。

 準備するもの

 取扱説明書・リカバリディスク(HDDにデータとして入っている場合もあります)・デバイスドライバ(プリンターなどの)・アプリケーションソフト(Microsoft Officeなど)・バックアップメディア(バックアップデータを入れたもの)

 リカバリ

 リカバリは通常はリカバリディスクをDVDドライブに入れて使用しますが、最近のパソコンにはHDDの一区間にリカバリ用の領域が確保されている場合があります。この場合、PC起動時に「F10」など特別な操作で、簡単にリカバリが開始されるようになっています。いずれにせよ、パソコンのリカバリの手順はどちらも同じで、セットアップウイザードに従えば簡単に行えます。Windows 7 は途中で、ドライブ(C)の容量がの設定がありますので100GBくらいでいいでしょう。後はリカバリの設定ウイザードに従い、「次へ」をクリックしていけば、自動的にリカバリが進みパソコン購入時の状態になります。
 その後、セキュリティーソフトやMicrosoft Office、追加したデバイスドライバ、アプリケーションソフトをインストールし、バックアップしたデータを外部メディアよりHDDへ戻せば(ユーザーホルダーのデータは注意が必要)過去の状態が復元します。このとき、要らないデータは戻さないようにして、データの整理をしましょう。また、お気に入りなどドライブ(D)への移動も忘れずに!

 こちら(OS再インストール)も参考に。


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