パソコンのあれこれ?!

 mouse ノートパソコン LB-W94C232SX-ZN Windows10/14インチ

 2016/06/20 up

 はじめに

 最近では、Windows 10 で SSD 搭載の安いノートパソコンが販売されているようです。
性能的には、良いものではないので、使い物になるのでしょうか?
 この度、その辺を検証してみたく、衝動的に購入してしまいました。
また、自作派として改造(増設)してみましたので、その辺を up しました。


 商品概要

 スペック

「メーカー」マウスコンピューター
「型 番」LB-W94C232SX-ZN色:ブラック
「液晶サイズ」14インチ解像度:1366x768
「CPU」Intel Celeron N30502コア/1.6GHz
「メモリ」DDR3 SDRAM 2GBx1(2スロット Max 8GB)
「ストレージ」32GBSSD
「光学ドライブ」無し増設可能
「無線LAN」b/g/n
「O S」Windows 10 Home64bit
「Officeソフト」KINGSOFT Office StandardMicrosoft ではないので注意!
「その他」マルチカードリーダーBluetooth4.0
「重 量」1.7Kg
「価 格」¥32,184-(税込み)注文日:2016年03月28日

 イメージ

 

 選択の基準や改造ポイント

 画面サイズ

 ノートパソコンで、画面のサイズを選択する場合、外への持ち出しをするのか、屋内での移動なのか良く考えてみましょう。
ほとんど持ち出すことが無ければ、少々の大きさや重さは問題ないと思うので、作業性を考慮して14インチ以上のものが良いと思います。

 CPU

 高性能を必要としない(ネット検索がメイン。できれば MS-Office も)ので、問題ないでしょう。

 メモリ

 Windows 10 64bit なのに、2GB では心許ないですよね。これは、当然増設します。
CPU からすると DDR3L-1600 で、最大 8GB イケるようです。

 ストレージ

 「SSD 搭載」とは言っても、32GB では、システムだけでイッパイイッパイでしょう。これも、128GB以上にしたいですね。(できれば、240GB以上を推奨)
小型のノートパソコンでは、eMMC が多いようですが、普通の SATA3 接続の内蔵 SSD なので、悩むことなくクローン作成で、移行できるでしょう。

 光学ドライブ

 最近では、光学メディアをほとんど使うことがないですよね。
しかし、搭載可能なスペースと接続端子があるようです。

 無線LAN

 最近では、IEEE802.11ac とかが主流なのかな?これではないが、IEEE802.11n があるので、問題ないでしょう。

 O S

 Windows 10 Home 64bit なのですが、どうなのでしょう? 大した事をする訳ではないので、とりあえず使えるでしょう。

 Office ソフト

 Microsoft Office ではないので、間違えないように!
「KINGSOFT Office Standard マルチライセンス版」です。

 その他の機能など

 マルチカードリーダーとあるが、SDカード増設でデータ保存するのかな?
また、Bluetooth4.0 もあるので、対応機器なら無線接続もできる。
 ロジクールの「M336」Bluetooth マウスを購入してみました。
「設定」→「デバイス」から、「Bluetooth」で ON にすれば簡単に接続できるようです。

 重 量

 1.7kg はそこそこの重さではあるが、持ち出さないなら問題ないでしょう。(車移動の私は、気にしない。)

 価 格

 低価格のノートパソコンとしては、ほんの少し高い気もするが、改造前提のためレビューを検討し、分解や換装が楽そうなものを選んでみました。


 換装作業開始

 SSD のクローン作成

 とりあえず、クローン作成ソフトを使って、USB接続で外付けするなどで、大容量 SSD へクローン作成しましょう。
今回も、「EASEUS Todo Backup」を使いました。

 ケースを開ける

 ノートPCを裏返し、カードスロットからカードを抜きましょう。これを抜かないとボードを壊すよ!
 
 裏ふたのビス12本(2本は、短い。たぶん、KBと書いてある所かな?)を外し、外周が軽く引っ掛かってますので、爪や薄い板で軽くこじ開け、裏ふたを開けます。
 裏ふたを開けた様子↓
 

 バッテリーを外す。

 バッテリーは、2本のビスで固定されていますので、それを外せば、簡単に取り外せます。
ショートさせないためにも、バッテリーを取り外してから、換装作業をしましょう。
  

 SSD換装

 今回は、以前、買っておいた SSD「ADATA Premier Pro SP900 128GB」を使ってみました。
 元々の 32GB SSD ↓(Team製でした。) 「ADATA Premier Pro SP900 120GB」↓
           
一般的であれば、240GBクラスの SSD をおススメします。保存するものが少ない私は、128GB もあれば充分でしょう。

メモリ換装/増設

 メモリスロット(1)には既に2GBが取り付けられています。
これに、メモリスロット(2)へ 2GB 追加すれば、4GB になるのですが、相性問題が心配なので、セット品でシリコンパワーの「SP008GLSTU160N22DA」(DDR3-1600 4GBx2枚)にしてみました。
  元々のメモリと換装増設するメモリ ↓
 
  メモリスロット(2)は、裏返しで取り付け ↓
 

 元に戻す

 あとは、接続部を合わせてバッテリーをビス止めし、裏ふたを取り付け、パチッと爪を掛けて、ビスで止めれば元通り。

 パソコンを起動

 電源ボタンを押せば、起動できると思います。
しかし、機器を変更しているので、BIOSが認識するのに少し時間が掛かるようです。画面に表示されなくても、慌てないで、少し待ってみましょう。

 パーティション変更

 パソコンが起動したら、クローン作成した SSD なので、「ディスクの管理」でパーティションの状況を確認してみましょう。
「未割り当て」のパーティションがあるはずです。
 元の SSD 32GB をクローンですから、新 SSD 128GB では、余分な容量が「未割り当て」になるのです。
 元の SSD 32GB ↓
 
 新 SSD 128GB ↓
 
 これを、「ディスクの管理」と「EaseUS Partition Master」を利用して、修正します。
1. 「回復パーティション」450MB を移動する。
 「未割り当て」を「Windows (C)」に統合したいのですが、間に「回復パーティション」が有っては統合できません。
そのため、「EaseUS Partition Master」などのパーティション操作ソフトを利用して、「回復パーティション」を後方(右方向)へ移動します。
(隣接する「未割り当て」の領域ならパーティション(仕切り)の移動が可能です。)
2. 「ドライブ(C)」と「未割り当て」の統合
 「Windows (C)」の右側に「未割り当て」ができたら、「ディスクの管理」から「ボリュームの拡張」をすればよいでしょう。
「EaseUS Partition Master」などを使用して拡張しても良いですが、私の場合、何故か?できなかった???
 修正後 ↓
 
 こんな感じで、目的の状態になりました。
  DiscMark ↓
   ランダム            0x00
   
 (ランダムは、イマイチですな。)

 Bluetooth マウス

 ノートパソコンには、タッチパッドがありますが、マウスの方が使いやすいでしょう。
折角、Bluetooth があるのですから、Bluetooth マウスを追加。
  logicool M336 BK ↓
 
 何となく人気の(カッコイイと思う)「logicool」製から、適当に選んでみました。
電源は、単3電池 1本なので電池切れ注意ですが、コンビニで買えるので、何とかなるでしょう。
 接続は、「設定」から「デバイス」→「Bluetooth」で「ON」にし、マウスを認識させれば、OK。


 追加の増設

 これだけでも良いのですが、更に興味本位で、バックアップ用にHDDを追加!
(重くなるけど、ほぼ持ち運びしないので・・・。また、通常なら、データ用HDDとするところでしょうが、バックアップ優先ということで・・。)

 DVDドライブスペースへ HDD を追加

 追加する HDD と接続のためのアダプターを追加購入。
 HDD ↓ WD5000LPCX [500GB 7mm]
 
 HDD アダプター ↓ MacLab. セカンドHDDアダプター
 
  LB-W94C232SX-ZN の改造完成形 ↓
 
1. SSD32GB → SSD128GB
2. メインメモリ 2GB x1枚 → 4GB x2枚
3. 光学ドライブへHDDアダプタを増設
4. HDDアダプタへ 500GB HDD を内蔵

 改造後のスペック

「メーカー」マウスコンピューター
「型 番」LB-W94C232SX-ZN-改色:ブラック
「液晶サイズ」14インチ解像度:1366x768
「CPU」Intel Celeron N30502コア/1.6GHz
「メモリ」DDR3 SDRAM 4GBx2(8GB)SP008GLSTU160N22DA
「ストレージ 1」128GB SSDADATA Premier Pro SP900 128GB
「ストレージ 2」500GB HDDWD5000LPCX
「無線LAN」b/g/n
「O S」Windows 10 Home64bit
「Officeソフト」Microsoft Office Personal 2016ダウンロード版
「マウス」Bluetooth マウスlogicool M336 BK
「その他」マルチカードリーダーBluetooth4.0
「重 量」1.7Kg+???
「価 格」約¥82,000-完成日:2016年06月19日

   ※ 赤字が、変更点

 価格は、Office Personal 2016 が¥30,000-程度なので、これを引くと¥20,000-程の追加ですか・・・。
結構掛かってしまったが、3ヶ月掛けて楽しませていただきました。


 Windows 10 で SSD 搭載の安いノートパソコン(まとめ)

 SSD 32GB でいいのか?

 OS(システム)や基本アプリとしては、30GBもあれば、良いと思いますが、SSDの特性や作業スペースとしての空き領域の必要性を考慮すると、32GBでは不安です。
 実際、Windows Update で、危険状態の赤表示になりました。
Update 終了後、「ディスクのクリーンアップ」から「システムのクリーンアップ」をしないと、赤色のままです。
こまめに管理しないと使えないと思いますが、初心者にはどうなのでしょう?
 また、保存したいファイルは、別のドライブを利用する必要があるでしょう。
そのための、カードリーダーですかね?多くのデータを保存するなら、外付けHDDとか が必要でしょう。

 64bit OS でメモリ 2GB は、不安!

 通常(1.6GB位使用)であれば、2GBでも問題ないでしょうが、不足した場合、ローカルディスク(C)(SSD)のページングファイルを利用することになりますので、心配です。
 まぁ、ネット検索用のパソコンということでしょうか?

 CPU(Celeron)に期待は禁物!

 性能低いですから、頻繁に使用率100%になります。
そんなですから、快適性を期待しないように!
 また、メモリを盛り過ぎても、CPU が処理できませんので、メモリは 4GB で良いと思います。

 Windows 10 は、どうなの?

 こんな低性能なパソコンでも、使えるのが Windows 10 なのでしょう?
とりあえず、モタツきますが、トラブルなく動いているようです。

 Microsoft Edge は、イイかも?

 Google Chrome では、常に、CPU 使用率 100% なのですが、Edge は、軽いようです。
 しかし、使い難い!
まだまだ、おかしな挙動をするようなので、不満だらけです。
1. セキュリティー厳しくないか?
2. お気に入りバーも素直に反応しない。 など


 ※ 最後に注意点!
ここでは、メーカー製のノートパソコンを故障覚悟で改造してますので、真似するなら、すべて自己責任でお願いします。


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