パソコンのあれこれ?!

 Microsoft Office 2016

 2015/11/08 up

 新しい Microsoft Office について

 最近の Microsoft Office は、「365」「Premium」「Solo」「Mobile」「2016」と、理解しがたい状況になっております。
 提供形態として、年間契約の「サブスクリプション形式」と、年間契約が不要の「永続ライセンス版」があり、永続ライセンス版では、従来のメディア付のパッケージ版は廃止され、「POSA」か「ダウンロード」での提供になっています。


 Office 365

 Office 365 は、「法人向けの Office で、サブスクリプション契約」のため、常に最新バージョンのOfficeを利用することが出来ます。
また、クラウド化にも対応していますので、様々な場面で Office を利用することができます。
 頻繁に Office を利用する企業では、バージョンアップを気にする必要がなくなる、という利点があるでしょう。

 Office Premium

 Office Premium は、パソコンに元から付属する「プリインストール版」(そのパソコン1台でしか使えない)で、Office 365 Soloと同じ「おまけのサービス」が付いたものです。
ただし、この「おまけのサービス」は、1年間の有効期限付きで、継続して利用するなら、有料で契約更新する必要があります。
また、Office 本体は、2015年10月30日現在 Office 2013 のようです。

 Office 365 Solo

 Office 365 Soloとは、「Office 365 の一般向け版」で、年単位・月単位で、最新版のMicrosoft Officeと、いくつかの「おまけのサービス」です。
利点としては、常に新しいバージョンの Office が使えることでしょう。(2015.10.30現在は、Office 2016 が利用できるようです。)
サポート終了を気にすることなく Office が利用できます。
 しかし、使い続けるには、定期的な支払いが永遠に続きます。

 Office Mobile

 Office Mobile は、タブレットやスマートホンで利用する「Office アプリ」です。通常の Office とは違うようですので、勘違いの無いようにしましょう。そのため、デバイスの性能や契約状況により、機能制限があるでしょう。
とは言っても、外出先などで Office を利用したい場合には、互換性を気にしなくてよいのは、便利なのでしょう?(興味がないので、適当・・)

 Office 2016

 Office 2016 は、以前の Office 同様の「永久ライセンスのパッケージ版」と考えればよいでしょう。
ただし、インストールメディアはありませんので、Office.com を通じての「ダウンロード版」です。
また、提供形態の違いで、「POSA版」と「ダウンロード版」があるようです。
 「POSA版」は、従来のパッケージ版ですか、添付された「プロダクトーキー」と「Microsoftアカウント」を使用してのダウンロードです。
 「ダウンロード版」は、オンラインストアでの購入で、物理的なものはありません。
購入したストアの指示に従ってダウンロード(インストール)するようです。「POSA版」同様、「Microsoftアカウント」は必要です。


  「おまけのサービス」について
 Premium と Solo の「おまけのサービス」とは、
1. 大容量の OneDrive
 無料で利用できる容量は 15GB ですが、このサービスにより、1TB 利用できるようです。
Office をクラウド化するなら、必要なのでしょう。
2. タブレットなども利用できるマルチデバイス
 2台のタブレットやスマートホンに Office Mobile アプリをインストールし、商用利用権と追加機能を含むすべての機能が使えるようです。
3. 無料通話の Skype
 日本を含む9つの国と地域の携帯電話へ毎月 60 分の無料通話が利用できるようです。


 Office 2016 のエディション

 Microsoft Office には、エディションの区別があり、それによって利用できるアプリと利用できないアプリがあります。
また、上記の提供形態によって、エディションがあるものと制限なしものがあるようです。
 しかし、以前のOfficeに有った「Picture Manager」が無くなったのは、残念に思います。(ペイントでヤレということか?)

 Professional

 Office 全部入りと考えればよいでしょう。
 パソコンへの「Word」「Excel」「Outlook」「PowerPoint」「OneNote」「Publisher」「Access」の”デスクトップ版”と、
Mobile に下記の”ユニバーサルアプリ(Mobile版)”が使えるような?

 Home & Business

パソコンへの「Word」「Excel」「Outlook」「PowerPoint」「OneNote」の”デスクトップ版”と、
Mobile に下記の”ユニバーサルアプリ(Mobile版)”が使えるような?

 Personal

 パソコンへの「Word」「Excel」「Outlook」の”デスクトップ版”と、
Mobile に下記の”ユニバーサルアプリ(Mobile版)”が使えるような?

 Mobile

 タブレットなどの Mobile で、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」の”ユニバーサルアプリ(Mobile版)”が使えるようです。


 Microsoft Office の利用可能台数

 企業向けの 365

 企業向けの Office 365 は、プランがあり、オンライン利用の「Business Essentials」の他に「Business」「Business Premium」などがあるようです。
インストール可能なプランでは、5台のPC(MacとWindowsも可で、最新のOfficeが使える)と5台のタブレットと5台のスマホにインストールできるようです。(全部合わせると15台? まぁ、私は使わないので気にしないことに)

 一般向けの 365 Solo

 こちらは、企業向けの 365 の個人向け版ということで、2台のPCと2台のタブレットと2台のスマホにインストールできるようです。(全部合わせると6台? 毎年または毎月支払うのは嫌なので、私は使わないと思う。)

 プレインストールの Premium

 プレインストール版なので、パソコンでの利用は、そのパソコン(1台)に限られます。
しかし、おまけのサービスにより、2台のタブレットと2台のスマホでも利用できるようですが、有料の更新をしないと継続して利用することはできません。

 パッケージ版的な 2016

 これは、2台のパソコンにインストールできます。しかし、Mac版とWindows版の区別がありますので、どちらかを選択して購入します。よって、MacとWindowsという使い方はできません。

 小型用の Mobile

 基本的には無料なので、「何台でも」ということですが、 iOS 版と Android 版と Windows 10 タブレット版があるようです。Store などからダウンロードするのでしょう。
ただし、Microsoftアカウントへの登録が必要であったり、商用利用するにはライセンスが必要なようです。


 あなたに合うのはどの Office?

 何かと理解しがたい Microsoft Office ですが、こちら ↓ のページが解りやすいのかな?
  Office 製品ラインアップ
 


 新しい提供形態の Microsoft Office の問題(疑問)点

 1. ダウンロードが理解し難い

 従来のインストールメディア付属の Office は、インストールファイルが手元にあるという安心感がありました。あとは、ライセンス認証さえ通れば、通常通り使用できるので、特に問題は無かったように思います。
 しかし、新しい Office では、「プロダクトキーのみの提供」という感じで、ほんとにインストールできるのか不安を感じるでしょう。
また、初心者さんにおいては、「ダウンロードってどうやってするの?」と、そこから躓いているようです。
すなわち、初心者には理解できない提供形式なのです。
 プリインストール版においても、Microsoftアカウントは、必要なようですし、アカウントの登録で失敗している人も結構いるようです。
 利用するためには、難関だらけの Office ソフトなのです。

 2. ライセンス認証も面倒

 従来なら、オンライン認証で、正規のプロダクトキーであれば、問題なく認証できました。
 しかし、新しい Office では、プロダクトキーの他に、Microsoftアカウントが必要なようです。
このアカウントを利用して、ブラウザで「マイアカウントページ」を開き Office を管理します。
これがあれば、インストールメディアを保管する必要はなく、インターネットが利用できる環境であれば、いつでもダウンロード(インストール)ができます。
※ ただし、プロダクトキーの保管の他に、Microsoftアカウントやそのパスワードを忘れたり、サインインを長い期間放置しないようにする必要があります。何かと面倒になったように感じます。

 3. 他の人への譲渡は考えもの

 新しい Microsoft Office は、譲渡できないのでしょうか?
Microsoftアカウント と関連付けて運用してますので、譲渡する場合は、自分のアカウントも一緒に譲渡しなければならないように感じます。そんなことはできませんよね!
 もし、将来、中古で譲渡する考えがあるなら、捨てID(アカウント)で管理するのが良いのではないかと思ってしまいます。
 しかし、頂いた人も、知られたアカウントとパスワードでは嫌ですよね。
Microsoftのサポートを利用すれば、Microsoftアカウントの関連付けを解除できるのかもしれませんね?(どうなのでしょう?)


 Microsoft Office 2016

 Microsoft Office 2016 Home & Business を使ってみました。
Office 2013 は知らないのですが、Office 2010 と比べると、最初は、違和感があるでしょう。
 OS が、Windows 10 で運用していますが、

窓枠が派手

 Officeソフトに含まれる各アプリごとに窓枠の色が違います。
  Word:青
  Excel:緑
  PowerPoint:赤(オレンジかな?)
  OutLook:青(Wordより薄いので、水色かな?)
  OneNote:紫

Excel のセルの高さが大きくなった

 デフォルトで、2010 では、13ピクセルでしたが、2016では、25ピクセルになっています。
私的には、人に見せることが多く体裁を整える(見やすくする)ため、広げることが多いので、いいと思います。

起動すると「最近使ったファイル」や「テンプレート」のウインドウが開く

 Office 2010 では、起動すると空白の状態が開いていたと思います。
Office 2016 では、「最近使ったファイルが」が開きますので、いいのかもしれません。
しかし、それは、自分が保存した先が解ってないのでは?とも思いますので、管理できてない人用なのでしょう。
 また、「テンプレート」もいいかもしれませんが、そこに置く必要はなく、サービスサイトでもよい訳で、余計なお世話にも感じます。
で、起動時に空白のページなどを開くには、一旦、空白のページを開き、[ファイル]タブの「オプション」で、「このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示する」のチェックを外すことで「スタート画面」を非表示にできます。


 まぁ、内容的には「これは!」と言った大きな変更はないと思いますし、その辺は慣れれば問題ないと思います。(問題なく使っています。)


 Microsoft Office 2016(まとめ)

 なんか「最近の Microsoft Office」についてのページになってしまいましたが、私自身混乱する状況なので、まずは、そちらを理解しておく方が良いでしょう。
 改めて、Office 2016 について インストールの方法など UP できればと考えております。


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