パソコンの知識向上と疑問解消になるかもしれないサイトです。
パソコンで著作権のあるデジタル映像を視聴したり、保存(録画)するには、以下のことに注意が必要です。
<再生用の著作権保護>
映像再生機器から表示機器(ディスプレイなど)にデジタル信号を送受信する経路を暗号化し、コンテンツが不正にコピーされるのを防止する著作権保護技術です。
DVIやHDMIなどのデジタル信号での接続の際の暗号化に用いられています。
パソコンの「グラフィックス機器」や「DVD(ブルーレイ)プレイヤー」、「ディスプレイ(テレビ)」がHDCPに対応していなければ、HDCPによって保護されたコンテンツは送信を拒絶し、映し出すことができません。
<録画用の著作権保護>
DVDやブルーレイディスクに採用されている、記録メディア向けの著作権保護技術です。
コンテンツのデジタルコピーをメディアに記録する際に一度だけ許容し、メディアから他の機器やメディアへのコピー(ダビング)を制限(コピーワンス)する方式です。
録画するには、CPRMに対応した「録画機器」と「録画用メディア」(DVD-RAMなど)が必要です。
録画機器について
最近の録画機器は、一度、「HDD」に記録し必要なものだけを「DVDなど」に移動(ムーブ)しますから、「録画用メディア」(DVDなど)に録画した時点で、その後のコピーやムーブはできないようです。
また、その「HDD」から他の機器(パソコンなど)へのコピーや移動もできません。
<ソフトでの著作権保護>
マイクロソフトが開発したデジタル映像などの著作権保護技術です。
COPPは、アプリケーションソフトとGPUのドライバ間での著作権保護の仕組みです。
Windows XP Service Pack2以降とWindows Media Player 10以降でサポートされていますので、Windows Updateをし、対応したプレイヤーを使用しましょう。また、GPUのドライバもできれば最新のものにして置くほうがよいでしょう。
GPUとディスプレイ間のHDCPと、ソフトとGPUのドライバ間のCOPPが有るわけです。
<受信(チューナー)用の著作権保護>
BSデジタル放送・地上デジタル放送・110度CSデジタル放送に採用された著作権保護の方法で、チューナーにB-CASカードを挿入すれば、デジタル放送を視聴(録画)することができます。
<再生に必要な性能>
ブルーレイなどの「デジタル映像を視る。」ということは、ビットレートの高い映像(データ量の多い連続画像)を無理なく処理し、ディスプレイに再現する必要があります。そのことから、パソコンに求められる性能がある程度必要です。つまり、映し出される映像は、高画質のゲームをするのとほぼ同じということです。
上記の著作権保護技術を解除するだけで、違反となります。
これまでは、制作会社などに損害を与えた場合に民事的に損害賠償請求されるのですが、
2012年10月1日より?著作権保護技術を解除するだけで、刑事的に処罰が与えられます。
楽しい映像を作っておられる方々のことを考え、くれぐれも違反しないようにしましょう!
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